転職の一つの選択肢『起業』を支援

 

 

※U.S. Frontline 2006年5月1日号に掲載されました。

 

「こんな会社もある! 転職の一つの選択肢『起業』を支援」

 

学生はもちろん、成人やシニア、企業エグゼクティブを対象にした幅広い留学生やホームスティ、インターンシップなどをサポートするワールドピープルでは、アメリカでの起業サポートも行っている。

 

 

日本からやってくる経営者や脱サラ組、アメリカに既に住んでいる学生や社会人など、さまざまなケースを扱ってきている。

 

 

「会社を設立しようと思っている人の80%くらいは、どういうことをしなくちゃいけないかということは、大体わかっているんです。でも、いざ本当にしようと思うと、何からどう手を付けていいのかわからない。弁護士を雇うにしても誰がいいのか分からない。HRって誰に頼もうとか、オフィスはどうしよう、ビジネスプランはどう書くんだろう、ウェブサイトはどうやって作ろうってさまざまな疑問がわーっと出てくるんです。

 

ワールドピープルでは、会社設立に向けての総合コンサルティングを行っています。

 

ワールドピープルでのコンサルティングの流れ

まずは、会社設立にあたっての必要事項をクライアントと確認し、一連の流れを説明します。全般的な初期コンサルティングは経営コンサルタントとして私が行いますが、個々の具体的な内容については、必要に応じて弁護士や会計士、保険会社、金融機関などわが社が抱えるブレーンを紹介します。私も同行し、必要であれば通訳もします。」

 

外国人がアメリカで起業する際、大変なのは会社の登記ではなく、それに伴うビザの部分。アメリカで起業が盛んなのも、ビザが関係しないアメリカ人にとって会社設立はとても簡単だから。ただし、外国人はビザがなくては働けない。

 

 

「会社を設立しようという投資家の場合、終了ビザはたいていE-2ビザになります。E-2ビザの取得に必要なのは、まずは投資金、きちんとしたビジネスプラン、学位と設立する会社の業務に関連した職務経験。ビジネスプラン一つをとっても、移民局を「このビジネスはいける」と納得させるものを作るの大変です。

 

 

アメリカ経済で収益をあげられる業務内容か、既にある業種の場合、既存の同業者とどう違うのか。市場調査や1年、3年、5年後の資金計画など、盛り込まなくてはいけない内容から特有の言い回しなど書き方まで、詳しく指導します。その他諸々、段階を追いながら一つ一つサポートしていきます。」

 

ビザ取得にモノを言う投資金もハードルが高い。規定はないが目安として、サービス行なら15万ドル、製造業なら25万ドルが必要になる。

 

何だか気おくれしてしまいそうだが、「起業もケース・バイ・ケース。」それではだめだが、こういうアプローチならいけるということもある。起業したいが自分ひとりではできないし、ブレーンをそろえるネットワークもないという人は、コンサルティング会社を活用するのも一つの手だろう。起業の可能性について’最新情報に基づいた見極めをしてもらえるのも利点だ。

 

ワールドピープルでは、質の高いサービスを提供するためにも最初のコンサルティングは無料にしているそうだ。最初のコンサルティングですべての情報をクライアントから聞き、可能性を判断。すべてを正直にクライアントに伝えるそうだ。そして、そこから実際に契約するかどうかは、クライアント次第。

 

起業したい人に向けてのアドバイス

宮仕えはもう嫌だ、起業したいという人に向けて、田村さんは次のようにアドバイスする。「まず大事なのは、その事業が好きなこと。会社を設立すると、最初の1年くらいは朝訳から夜遅くまで働いて、土日もない状況になると思うのですが、好きなことだと楽しいし、それこそ、好きこそものの・・・じゃないですけど、どんどん(仕事や経営も)上手になっていって会社も繁盛していきます。

 

二つ目は、現実問題として、十分な資金を確保するうこととやろうとしている事業がお金になるものかを見極めること。

 

三つ名は、敵を知る。競争相手を調べて、差別化できることを見つけることが大事。」

Save